転職サイトにはいくつかの種類がある
転職しようと思ったとき、最初に利用する人が多いのが転職サイトです。
しかし、実際に調べてみると、
「転職サイトと転職エージェントは何が違う?」
「Indeedのようなサイトと一般的な転職サイトは同じ?」
「スカウトが届くサイトも登録した方がいい?」
など、意外と種類が多いことに気づきます。
転職サービスは、それぞれ求人の探し方や応募方法が異なります。
大きく分けると、次のような種類があります。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 求人検索型転職サイト | 自分で求人を検索して応募する | 自分のペースで探したい |
| 転職エージェント | 担当者が求人を紹介してくれる | サポートを受けたい |
| スカウト型 | 企業などからオファーが届く | 自分の市場価値も知りたい |
| 求人検索エンジン | 多数の求人情報を横断的に探せる | 求人数を重視したい |
| 特化型転職サイト | 業界・職種・年代などを絞っている | 希望分野が決まっている |
どれか一つだけを利用する必要はありません。
むしろ転職活動では、特徴の違うサービスを2~3種類組み合わせることで求人を探しやすくなります。
求人検索型転職サイトとは?
求人検索型転職サイトは、掲載されている求人を自分で検索し、興味のある企業に応募するタイプです。
勤務地、年収、職種、休日数などの条件を指定して求人を探せます。
代表的なサービスとして、リクナビNEXTやマイナビ転職、エン転職などがあります。
求人検索型転職サイトのメリット
最大のメリットは、自分のペースで転職活動を進められることです。
エージェントの担当者と面談したり、紹介された求人に返事をしたりする必要がありません。
仕事を続けながら、
「今日は求人を見るだけ」
「休みの日にまとめて応募する」
といった使い方ができます。
希望条件を細かく設定して検索できるため、自分で求人を比較したい人にも向いています。
求人検索型転職サイトのデメリット
一方で、求人探しから応募、企業との連絡、面接日程の調整まで基本的に自分で行います。
また、検索条件を狭くしすぎると求人がほとんど表示されなくなることがあります。
最初から、
「年収400万円以上」
「自宅から30分以内」
「年間休日125日以上」
「残業月10時間以内」
など多くの条件を設定すると、候補が極端に減る可能性があります。
最初は条件を少し広めにして検索し、求人を見ながら調整すると使いやすいでしょう。
転職エージェントとは?
転職エージェントは、担当者が転職活動をサポートしてくれるサービスです。
登録後に面談を行い、経歴や希望条件などをもとに求人を紹介してもらいます。
求人紹介だけでなく、
- 履歴書や職務経歴書の確認
- 面接対策
- 面接日程の調整
- 企業との連絡
- 条件交渉
などをサポートしてもらえる場合があります。
転職エージェントのメリット
自分一人で転職活動を進めるより、負担を減らせるのがメリットです。
特に、
「職務経歴書の書き方が分からない」
「どんな企業に応募すればいいか分からない」
という人には便利です。
また、一般には公開されていない求人を紹介してもらえる場合もあります。
転職エージェントのデメリット
担当者との相性によって使いやすさが変わる点には注意が必要です。
希望と違う求人を紹介されることもあります。
また、紹介された求人だからといって、必ず応募する必要はありません。
転職エージェントから紹介された求人でも、
「勤務地が遠い」
「仕事内容が希望と違う」
「勤務条件が合わない」
と思ったら断って問題ありません。
転職エージェントは転職を決めてもらうサービスではなく、転職活動を手伝ってもらうサービスと考えて利用するのがよいでしょう。
スカウト型転職サイトとは?
スカウト型は、自分で求人を探すだけでなく、登録した職歴やスキルを見た企業や人材紹介会社などからオファーが届くサービスです。
最近は一般的な転職サイトにもスカウト機能が搭載されていることがあります。
スカウト型のメリット
自分では検索しなかった企業や職種を知るきっかけになるのが大きなメリットです。
転職活動では、自分の経験を過小評価してしまうこともあります。
例えば、
「この仕事は未経験だから応募できないだろう」
と思っていた企業からスカウトが届けば、新しい選択肢になる可能性があります。
求人を毎日検索しなくても情報が入ってくるため、働きながら転職活動をする人にも便利です。
スカウト=採用ではない
注意したいのは、スカウトが届いたからといって採用されるとは限らないことです。
サービスによっては、条件に該当する登録者へ広くスカウトが送られている場合もあります。
そのため、
「スカウトが来たから自分は必ず採用される」
とは考えない方がよいでしょう。
一方で、通常の求人検索では見つけられなかった企業と出会える可能性があります。
スカウトは「応募先候補を増やす機能」と考えると使いやすくなります。
求人検索エンジンとは?
求人検索エンジンは、さまざまな求人情報をまとめて検索できるサービスです。
Indeedや求人ボックスなどがこのタイプにあたります。
一般的な転職サイトだけでなく、企業の採用ページなどの求人が検索結果に表示される場合があります。
求人数が多いのがメリット
求人検索エンジンの強みは、幅広い求人を探せることです。
正社員だけでなく、
- 契約社員
- 派遣社員
- アルバイト
- パート
など、さまざまな雇用形態を検索できます。
地域密着型企業の求人などが見つかることもあります。
「とにかく自宅周辺の求人を幅広く探したい」という場合にも便利です。
求人情報はしっかり確認する
求人情報の掲載元がさまざまなので、応募前には仕事内容や雇用条件を確認しましょう。
気になる求人を見つけたら、
会社名で検索して企業公式の採用ページも確認する
という使い方がおすすめです。
掲載時期や募集状況なども確認しておくと安心です。
特化型転職サイトとは?
特化型転職サイトは、特定の職種、業界、地域、年代などに対象を絞った転職サービスです。
例えば、
- IT・エンジニア
- 医療・介護
- 建設
- ドライバー
- 製造
- 物流
- ハイクラス
- 第二新卒
など、さまざまな分野があります。
総合型転職サイトでは求人が少ない職種でも、特化型サイトなら多く見つかる場合があります。
希望する業界や職種がある程度決まっている人は、総合型サイトと併用してみるとよいでしょう。
転職サイトは何個登録すればいい?
転職活動を始めると、
「たくさん登録した方が求人を見つけやすいのでは?」
と思うかもしれません。
確かに登録数を増やせば、見ることのできる求人も増えます。
しかし、登録しすぎると管理が大変になります。
メールやスカウトが大量に届き、
「どのサイトで見つけた求人だったか分からない」
という状態になることもあります。
最初は2~4サービス程度から始めれば十分でしょう。
例えば、
| 役割 | 利用するサービス |
| メイン | 求人検索型転職サイト |
| 求人数を補う | 求人検索エンジン |
| 待ちの転職活動 | スカウト型 |
| 必要に応じて | 転職エージェント |
という組み合わせです。
それぞれ役割を分けるのがポイントです。
転職サイトを効率よく使う方法
希望条件に優先順位をつける
転職活動では、すべての希望条件を満たす求人が見つかるとは限りません。
そこで、
絶対に譲れない条件
と
できれば満たしたい条件
を分けておきます。
例えば、
絶対条件が「夜勤なし」「通勤1時間以内」で、希望条件が「年間休日120日以上」「年収400万円以上」というように分けます。
これだけでも求人を選びやすくなります。
検索条件を狭くしすぎない
最初は少し広めに検索するのがおすすめです。
職種名も一つだけではなく、似た名称まで調べてみましょう。
例えば物流関係でも、
「倉庫作業」
だけでなく、
「物流管理」
「在庫管理」
「商品管理」
「入出荷管理」
「資材管理」
など、企業によって職種名が異なります。
検索ワードを変えるだけで、それまで表示されなかった求人が見つかることがあります。
気になる求人は保存しておく
少しでも気になった求人は、お気に入りや「気になる」機能などを利用して保存しておきましょう。
最初から応募するかどうか決める必要はありません。
複数の求人を保存してから、
「給与」
「勤務地」
「仕事内容」
「休日」
などを比較すると判断しやすくなります。
求人票だけで会社を判断しない
求人票は重要ですが、そこに会社のすべてが書かれているわけではありません。
応募前には企業の公式サイトも確認しましょう。
特に確認しておきたいのは、
- 実際の事業内容
- 勤務地
- 転勤の有無
- 勤務時間
- 休日
- 試用期間
- 給与の内訳
などです。
求人票に書かれている「月給○万円」という数字だけを見るのではなく、固定残業代や各種手当が含まれているかも確認します。
転職サイトとエージェントは併用してもいい?
もちろん併用できます。
むしろ、それぞれ得意分野が違うため、併用した方が選択肢を広げられることがあります。
例えば、
求人検索型サイト
自分が興味のある企業を探す。
求人検索エンジン
地元企業などを含めて幅広く探す。
スカウト
自分では探していなかった企業を知る。
転職エージェント
書類作成や面接などのサポートを受ける。
という使い分けができます。
ただし、同じ求人へ複数のサービスから重複応募しないよう注意しましょう。
応募した企業は簡単にメモしておくと管理しやすくなります。
転職サイトを見る頻度はどのくらい?
毎日何時間も求人を見る必要はありません。
求人検索に時間を使いすぎると、転職活動そのものに疲れてしまうことがあります。
例えば、
平日:新着求人を10~20分確認
休日:保存した求人を比較して応募
という形でも十分です。
多くの転職サイトでは検索条件を保存でき、新着求人を通知してもらえる機能があります。
一度検索条件を作っておけば、毎回最初から探す必要がありません。
転職活動では短期間に大量の求人を見るより、無理なく続けられる仕組みを作ることも重要です。
求人が見つからないときは検索方法を変える
希望する求人が見つからないからといって、すぐに希望条件をすべて諦める必要はありません。
まず検索方法を変えてみましょう。
例えば、
「職種を広げる」
「勤務地を隣の市まで広げる」
「年収条件を少し下げる」
「年間休日数を指定せず検索する」
など、一つずつ条件を変更します。
一気にすべての条件を外してしまうと、今度は求人が多すぎて探しにくくなります。
条件を一つ変更して検索結果がどの程度増えるのか確認すると、自分にとって現実的な転職条件も分かってきます。
転職サイトごとに求人が違う理由
「同じ転職サイトなら、掲載されている求人もほとんど同じなのでは?」
と思うかもしれません。
しかし実際には、サービスによって掲載企業や得意な業界などが異なります。
あるサイトでは見つからなかった企業が、別のサイトでは募集していることもあります。
だからこそ、一つの転職サイトだけを見て、
「自分が応募できる会社がない」
と判断するのは早いでしょう。
複数のサービスを確認することで、求人の選択肢を増やすことができます。
FAQ
Q. 転職サイトは無料で使えますか?
一般的な求職者向け転職サイトや転職エージェントは、無料で利用できるサービスが多くなっています。登録前に各サービスの利用条件を確認しましょう。
Q. 転職サイトは何個登録するのがおすすめですか?
最初は2~4サービス程度で十分です。求人検索型、求人検索エンジン、スカウト型など、違うタイプを組み合わせると効率的です。
Q. 転職エージェントから紹介された求人は断れますか?
希望に合わなければ断ることができます。勤務地や仕事内容など、合わない理由を担当者に伝えることで、その後の求人紹介が改善されることもあります。
Q. スカウトが来たら採用されやすいですか?
スカウトの種類によって異なります。登録条件などをもとに広く送られている場合もあるため、スカウトが届いたことだけで採用が決まるわけではありません。
Q. 求人サイトと求人検索エンジンの違いは?
一般的な求人サイトは、そのサービスに掲載された求人を中心に検索します。求人検索エンジンは、さまざまな求人情報を横断的に探せるのが特徴です。
Q. 働きながらでも転職サイトは利用できますか?
利用できます。検索条件の保存や新着求人通知を活用すれば、毎日長時間求人を探す必要もありません。
まとめ
転職サイトにはさまざまな種類があります。
求人検索型転職サイトは、自分のペースで求人を探したい人に向いています。
転職エージェントは、求人紹介や書類・面接のサポートを受けたい人に便利です。
スカウト型は、自分では見つけられなかった企業を知るきっかけになります。
求人検索エンジンは、地域や雇用形態を含めて幅広く求人を探したい場合に役立ちます。
重要なのは、どれか一つを「一番良い転職サービス」と決めることではありません。
求人検索型+求人検索エンジン+スカウト型など、それぞれの長所を利用して求人の入口を増やすことがポイントです。
また、転職サイトを毎日何時間も眺める必要もありません。
検索条件を保存し、新着求人を定期的に確認しながら、気になる求人を比較していけば十分です。
自分に合ったサービスを組み合わせ、無理のないペースで転職活動を進めていきましょう。


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